まず、これだけ

交信のしかた

呼びたいSFRデジピーターのTG番号を送信すると、Mesh回線がつながりす。

最初はこの3ステップだけで交信できます。

呼びたいSFRデジピーターのTG番号を送信する

接続元となるSFRデジピーターのチャンネルに合わせ、Manual Dial で接続先の TG番号 を入力してPTTを押し、送信開始とともにそのまま話し始めます。

例) 藤沢430なら TG711111、筑波山430なら TG711411

このとき Group Call モード になっていることを必ず確認してください。

この最初の送信が15秒未満の場合には自動音声案内で”Linked To [接続中のTG番号]”が流れMeshセッションの確立を確認できます。

Manual Dial 以外に、あらかじめコンタクトへ登録して一覧から呼び出すこともできます。

いちばん大事

つながったら、ダイヤルを いつものTG に戻す

接続先のデジピーターが話し中でなければ、その場で接続先に音声が届きます。

応答があった時点で Manual Dial は解除されますが、ホームや戻るボタンでそのCHの標準設定に戻してください。(機種により動作が異なる場合があります。)

以降の交信は、そのデジピーターがいつも使っているTGのままです。CC1/TG1 の局なら TG1、CC3/TG3 の局なら TG3。ラウンドQSOで複数局が参加するときも、全員このTGで送信します。

QSOが終わったら TG4000 で切る

だれも送信していない状態で TG4000(Group Call)または ID4000(Private Call)を送ると切断できます。切断されると、両方のデジピーターに切断の音声案内が流れます。

例) 711112 Not Linked(Target側のTG番号で読み上げ)

切断制御の 4000 は TG でも ID でもどちらでも受け付ける仕組みですので、TG/ID 切替の手間がありません。

最後の送信から30秒間だれも話さなければ自動でも切れますが、交信が終わったら手動で切ってください。不要な配信を防ぐためです。

逆に、使いたいデジピーターを30秒以上ワッチして何も聞こえなければ、Mesh接続は発生していないと判断できます。

始める前に、2つだけ。

1. アクセスするSFRデジピーターのチャンネル設定が済んでいることを確認
SFR-Mesh 固有の設定ではなく、そのデジピーターを使うための基本設定です。

まだの方はDMRデジピーターリスト(全国DMRデジピーター連絡協議会)等で 運用CH・CC・TG を確認してください。

2. TX Admit を「Color Code Free」にする
「Always」や「Carrier」だと、システムや他局の送信終了を待たずにかぶせて送信できる状態になり、SFRデジピーターの音声ID装置による送信と重なって接続異常の原因になります。また、同じ周波数で稼働している他のデジピーターがある場合に、相互に影響を与えることなく周波数資源の有効利用になります。

メーカーにより名称が異なります → 参考
BF-TD588UV-JA 送信制限制御設定(Flex Fleet Co., Ltd.)

最初のひと言で、どこから繋いでいるかアナウンスしてください。呼ばれた側には、Mesh回線に接続されている状態なのか、SFRデジピーターのローカルダイレクト通信なのか、見分けがつきません。そのため、ローカル通信のつもりで応答してしまうことがあります。

どのSFRデジピーターからMesh回線で接続しているかをアナウンスしていただけると、お互いに状況が分かりやすく親切です。ご協力をお願いいたします。

例)自局のコールサインなどに続けて
「藤沢430デジピーターから、稲毛430デジピーター向け SFR-Mesh(SFRメッシュ)経由です。」

相手がいなくても試せます。Echo(TG 9990)に送信すると、録音された自局の音声が返ってきます。音声品質のセルフテスト用で、試験電波の発射手順で運用してください。

システム全体で1回線のみのため、Dashboard を確認し、必要最小限の使用をお願いいたします。

困ったら、ここから

うまくいかないとき

症状から探してください。答えの下に理由を、その下に詳しい説明への行き先を置いています。

「切れた」の前に ― 制限は3つあり、別々に動いています

30秒で切れるのと、3分、18分で切れるのは、別の制限です。この3つは同時に動いています。

切れる理由は3つあります。どれに当たったかで、次にやることが変わります。 タップで拡大
切れ方 原因 次にやること
30秒 だれも送信しない時間が30秒続いた(Meshセッション終了) もう一度TG番号を送信して接続し直す
3分 1回の送信が長すぎた(180秒TOT) 接続は生きている ― PTTを押し直す
18分 接続してから18分が経った(Meshセッション終了) もう一度TG番号を送信して接続し直す

症状から探す

話している途中で切れた

1回の接続は 18分 までです。切れたら、もう一度TG番号を送信すれば再接続できます。

なぜ意図しない接続が長時間継続しないための安全弁です。18分に到達すると、そのとき送信中のストリームは送信が終わった時点で強制Time Outし、その旨の音声案内が放送されます。18分に到達する前に30秒のHOLDタイムで自動切断、または手動切断が発生した場合は、そこまでです。

長く喋ると途中で切れる

1回の送信は 3分 までです。区切ってPTTを押し直してください。

なぜほとんどのSFRデジピーターでは180秒のTOTが設定されているため、3分で現地送信も切断されます。

「BUSY」と音声案内された

接続したいSFRデジピーターが 別のデジピーターとMeshセッション接続中 です。空くまでお待ちください。

なぜMeshセッションは SFRデジピーターの Origin側・Target側 1対1のペア通信です。ペア以外のデジピーター経由の接続リクエストは接続拒否され、当該ペアがMeshセッション接続中である音声案内が配信されます。なお、TG9990(ECHOテスト)接続中のデジピーターからも、同様にBUSYの音声案内が返ります。

勝手に切れた

30秒 だれも送信しないと自動で切断されます。正常な動作です。

なぜ30秒間トラフィックがないとHOLDのタイムアウトとなり、システムがセッションを自動で切断して音声案内を流します。30秒到達前に誰かが送信すればACTIVEに戻り、あらためて新しいHOLDに移行します。

話し始めの音が切れる/届いていない

最初のセッションでは 一呼吸おいてから 話し始めてください。

なぜ音声配信が開始されるまでに0.29秒ほどのMeshセッション立ち上がりコストが発生し、頭切れになることがあります。実際にTarget側で音声バーストが発生するのは、おおむね3秒後です。一度セッションが確立すると立ち上がりコストが減り、レスポンスが良くなる傾向があります。

最初の送信が、接続元のデジピーターでローカル局に聞こえていないと言われた

正常です。最初の1回だけは接続先デジピーターのTG番号で送信するので、TG1のみをワッチしている局には聞こえません。(BUSYは見える)

なぜ最初の送信ストリームは Target TG で送信されているためです。すべてのTGを受信できる無線機や、そのデジピーターに割り当てられているTGが RX Group に含まれている場合は受信復調できます。

接続がうまくいかない/音声が重なる

無線機の TX Admit を「Color Code Free」にしてください。

なぜ「Always」や「Carrier」では、システムやSFRデジピーター、他局の送信終了を待たずにかぶせて送信できる状態になります。デジピーターに接続されている音声ID装置等による送信と重なり、接続異常の原因になります。

メーカーにより名称が異なることがあります。参考として、BF-TD588UV-JA 送信制限制御設定(Flex Fleet Co., Ltd.)に説明があります。

TG番号を入れても反応しない

Manual Dial が Group Call モード になっているか確認してください。あるいは接続元、または接続先のSFRデジピーターがオフラインの場合もあります。Dashboard でオンライン状態を確認できます。

なぜ一般的には Manual Dial モード中に # を押すことで Group Call と Private Call が切り替わります。デジピーターとSFR-Meshサーバーとの接続が切れている場合は、何も反応しなくなります。

切断しようとしたのに切れない

切断できるのは、そのセッションに 参加していた局 だけです。

なぜ関係しない局による意図しない切断を防ぐため、手動切断を行える局は「当該Meshセッションにおいて音声フレームを確認できた局の直近20局」と「Origin/Target のSFRデジピーターのID(管理者による強制切断操作用)」に限定されています。また、手動切断は誰も送信していない HOLD 中に行います。

何人まで参加できるのか知りたい

Origin/Target側のSFRデジピーターを 合わせて直近20局 までです。

なぜTG4000/ID4000 の切断制御のために参加局が管理されているためです。通常のラウンドQSOであれば問題なく対応できる容量です。またワッチは、Origin側・Target側のデジピーターを受信中のすべての局が可能です。

ダッシュボードに自分のコールサインが出ない

初回は一瞬ID番号だけで表示されます。2回目以降はコールサインが出ます。

なぜ本システムではじめて表示されるRadioIDの場合はキャッシュがないためです。2回目以降はコールサインがキャッシュされ表示されます。また、SFR-Meshサーバーの再起動やキャッシュクリアでも生じます。

通信中に急に回線が落ちた

運用実験中のため、SFR-Meshサーバーを予告なく再起動することがあります。また、各SFRデジピーターにて接続装置のメンテナンスや再起動が行われる場合もあります。

各デジピーターとサーバーはインターネット回線で接続されているため、回線状況により断続することがあります。

なぜ日々プログラムの改善作業などを行っています。回線が途中で切れることがありますので、あらかじめご了承ください。遠隔地に設置されているデジピーターではLTE回線を使用していますので、電波状況や通信速度により障害が発生することがあります。

自動音声ID送信装置の放送が接続確認と被る

タイミングによりMeshサーバーが送出する音声案内とかち合うことがあります。

なぜそれぞれのSFRデジピーターに接続されている自動音声ID送信装置は独自の制御でデジピーターの送受信状態を認識して動作しています。 その際にMesh通信のタイミングとぶつかることがまれに発生します。

現在、SFR-Mesh専用の双方向制御機能を持った機器を開発中です。 この機器には音声ID送出機能を内蔵を計画しており、適切なタイミングで音声ID送出する工夫を施し改善する予定です。

セッション接続後に「Linked To」の音声案内が聞こえないことがある

Meshセッション接続時の最初の音声送信が 15秒以内 の場合に、接続確認の音声案内が放送されます。

なぜMeshセッション発生のトリガーとなる最初のストリームが15秒以内の場合に、セッションが発生したことを知らせる音声案内が Origin側・Target側に放送されます。15秒を超える送信の場合は、音声が確実に届き、接続のアナウンスが送信者によりされているため、自動音声案内を行いません。

交信中に使うTG/ID番号

番号 役割 使うとき
TG 1 通話 回線がつながったあとのやりとり(CC3/TG3の局では TG 3)
TG 4000 切断(Group Call) 交信を終えるとき
ID 4000 切断(Private Call) 同上。プライベートコールで送る場合
ID 4001 Busy(音声案内のみ) Target側が接続中の場合の音声案内
ID 4002 Connected(音声案内のみ) Meshセッションが確立したとき
TG 9990 Echo 自分の音声品質を確認するとき

TGはGroup Callモード、IDはPrivate Callモードです。

便利メモ
無線機の Contacts に Private ID として登録しておくと、画面に状態が表示されて便利です。4000: Not-Connected/同一番号で Group と Private を登録できる機種では TG4000 を「Disconnect」、ID4000 を「Not-Lined」 とすると音声以外に受信中は画面表示により状況が分かり便利です。

ここから先は、必要になったときに

もっと詳しく知りたいとき

もっと便利も使いたい、仕組みを知りたいときは各詳細ページをご覧ください。

手順

交信の手順(詳しく)

接続・応答・切断の完全版。アナウンスの作法、頭切れ、切断できる局の範囲まで。

設定

無線機の設定

CC/TG の合わせ方、TX Admit を Color Code Free にする理由。

仕組み

セッションのしくみと制御

通話中・空き待ち・待受中の状態、18分・3分・20局、1対1の排他制御。

画面

ダッシュボードの見かた

いま誰がどこと繋がっているかを、ウェブから確認する方法。

注意

現在実証実験中で、日々プログラムの改善作業などを行っております。予告なく再起動などを行いますので、回線が途中で切れることもあります。あらかじめご了承ください。

Echo は、音声品質のセルフテストを目的とした機能で、システム全体で1回線のみです。

エコーテストは録音をして自局の音声ストリームの品質を確認するためのもので、ユーザーにとって接続のテストをする上で大変有用で必要な機能です。試験電波の発射手順で運用し、ぜひ活用してください。